8/28
ミュージックマガジンの00年代、10年代のJPOPベストソングス100特集。
これもうちょっとライターの間で各曲、各アーティストの評価を煮詰めてからランキングにして欲しかったな。全体的に散漫というか暫定的過ぎな印象。でも意外性は楽しめるしこんなもんかな。
8/30
NewJeans「Attention」、The Pharcyde「Runnin'」、坂本美雨「I'll believe the lock in your eyes」が頭の中でマッシュアップされてる。
似てる気がして聴き比べてたらまとめてゲシュタルト崩壊起こしてよくわかんなくなってきた。
9/5
流行を知っておこうとこれまで疎かったK-POPのMVを300本くらいチェック。思いの外楽しくて結構ハマってきてる。映像のクオリティも高いのに異常な頻度でバイク疾走シーンが出てくるのが笑える。
気に入ったリスト
NCT U「Make A Wish(Birthday Song)」
Newjeans「OMG」「How Sweet」
Rllze「Impossible」
LE SSERAFIM「ANTIFRAGILE」「Perfect Night」
aespa「Black Mamba」
Stray Kids「S−Class」
意外と各グループに日本人メンバーいて驚く。バーチャルアイドル的なグループも普通にある。
9/9
高橋幸宏、坂本龍一に続き名物プロデューサー川添象郎も死んじまったのかよ。ユーミンをヒットさせるために(本人曰く)日本初のドラマタイアップを実現させたという点だけでも相当な先駆性。
当時無名だったラッパーSouljaを手掛けるとニュースになってた時は「そーすか」って感じだったけどその後本当に大ヒットさせた手腕には流石に舌を巻いた。
自伝『象の記憶』にはミュージカル「ヘアー」をダリと一緒に観劇したという話もあった。それ自体はどうということもないがそんなエピソードがポンポン出てくるのがなんともセレブだった。
9/10
韓国人は若者以外はKPOPアイドルをそんなに聴いてなくてHIPHOP、バラード、アコギが人気らしい。国内では男性アイドルより女性アイドルの方が人気があるとか。アイドルは卒業するものという価値観があるのかも。
韓国であいみょんが人気という話も聞いたことがあるが元からあるアコギ人気の流れなのだろうか?
KPOPのMVには今敏みたいなシームレスな場面転換も多い。
250はインタビューで坂本龍一の名前を上げていたがアルバムを聴くと確かにYMOぽいところがある。
矢野誠の編曲良いのにYMOファンの間でもあまり話題にされてない印象(そもそもちょっと距離があるが)。とりあえず石川セリのアルバムでの仕事は好き。
細野晴臣プロデュースのリンダ・キャリエール『Linda Carriere』と坂本龍一全面参加の富岡多恵子『物語のようにふるさとは遠い』はどちらも77年のアルバムのようだ。この両レア作が2024年の同時期に再発、サブスクで手軽に聴けるようになるとは。
9/20
博多ポートタワーの展望室で開催されるDJイベントに小西康陽がやって来るというので渋谷系のレジェンドを一度は見ておこうと参加してきた。
常磐響が回してる隣で待機している間は「もう何も欲しいものがない大富豪」みたいな老成した佇まいだったが回している最中は少年のようにノリノリだった。
「展望室からの夜景が最高」という話の流れで、かつてワールドトレードセンターの最上階でDJをしており、ある時には野宮真貴がソロで呼ばれたが911で中止になったという話もしていた。あとめちゃ福耳だった。
ボヘミアン・ラプソディの妙な女性コーラスカバー流してた。ハロウィンの時期にいつもかけるらしい。全体的に小西康陽が選曲しそうな、それでいてみんなで盛り上がれそうな有名な洋楽のヒット曲も多かったかな。
9/25
坂本龍一『out of noise - R』がリリースされたので聴く。2009年のアルバムのリマスター盤だがそれほど違いは感じない(多分より微細にクリアになったんだろう)。
発売当時のキーボードマガジンのインタビューでは「理論的なことは一切考えていない。生け花のように色んな響きを置いていく感じ」という風なことを語っていた。
改めて耳を澄ますと、確かにアカデミックな建築的構造の堅固さはもう手放されていて、音と音はそれぞれが徒然なるままに互いに無関心に鳴っているという調子だ。
ただ銘々の陰翳礼讃を思わせる鈍い輝き、その響きの質によって翳りの世界にまとまっている、という感じだろうか。
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イオンモール岡山のゲームセンターGIGOのUFOキャッチャーコーナーで色んな音が入り混じってノイズ/ドローン/アンビエント系の特殊電子音響空間が醸成されていたので録音してnoteに投稿しておいた。